[FX]ロスカットとは?されない方法や計算方法を解説
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これらの悩みを解決する記事になっています。
FX歴1年の大学生トレーダーが解説します!
結論から言いますとロスカットとは一定以上の損失を防ぐための強制的な決済のことですね。
この記事ではロスカットされない方法やロスカットの計算方法について紹介しています。
- ロスカットについて
- ロスカットの計算方法や回避する方法
※すぐにロスカット水準が高いの初心者におすすめの口座を知りたい方は「ロスカット水準が高い!初心者におすすめの口座3選」から目を通しましょう。
ロスカットとは?
ロスカットとは損失が一定の水準を超えると強制的に決済されるものです。
例えばロスカット率が100%の場合、証拠金維持率(純資産に対する必要証拠金の割合)が100%以下になるとロスカットが発生します。
ロスカットは一定の水準以上の損失を防いでくれるものです。
基本的にロスカット率が高いとロスカットされやすく、ロスカット率が低いとロスカットされにくいと言えます。
ロスカットされる流れ
実際にロスカットされる流れを説明していきます。
ここではロスカット率が50%の場合にロスカットが執行される流れを説明しますね。
まず10万円の資金を入金して純資産が10万円の状態でエントリーしてポジションを持ちます。
その後、ポジションが不利な方向に動き損失が拡大して約定評価損益が-60,000円のところまで行きました。
そうなると純資産が10万円から6万円を引いた4万円になり必要証拠金が85,600円となり証拠金維持率が50%を下回ります。
つまり証拠金維持率が46.72%で50%を下回っているためロスカットが執行されるというわけです。
この例ではロスカット水準が50%の場合のためロスカット水準が異なればロスカットが執行されるタイミングも変わります。
また、今回紹介した具体例では46.72%でロスカットが執行されていますが実際は50%を下回った時にロスカットが執行されますね。
ロスカットの計算方法
結論から言いますとロスカットは以下の計算で求められます。
ロスカット=必要証拠金×ロスカット水準
例えば以下のような条件で計算してみますね。
- ロスカット水準=50%
- 必要証拠金=6,000円(1ドル150円の場合)
- 取引単位=1,000通貨
※必要証拠金は現在の為替レート×取引数量÷レバレッジで求められます。上記はレバレッジ25倍のレートが1ドル150円の場合で計算しています。
上記の条件で計算するとこうなります。
6,000円×50%=3,000円
計算した結果この条件の場合は3,000円を下回ることでロスカットされることが分かりますね。
このようにロスカットされる金額は「必要証拠金×ロスカット水準」で求められます!
証拠金維持率の計算方法
結論、証拠金維持率の計算方法は以下です。
証拠金維持率(%)=有効証拠金÷必要証拠金×100
※有効証拠金とは「預けた証拠金+含み益+含み損」の合計金額
※ 必要証拠金は現在の「為替レート×取引数量÷レバレッジ」で求められる
このようにして証拠金維持率を求めることができます。
例えとして有効証拠金が20万円で必要証拠金が10万円だったとしますね。
その場合は以下のようになります。
20万円÷10万円×100=200%
このように証拠金維持率が200%ということが分かります。
証拠金維持率とは口座に入金した証拠金を維持する割合のことです。
例えば「証拠金維持率100%を下回ったらロスカット」という取引ルールであれば証拠金維持率が100%を下回ったタイミングでロスカットが執行されます。
つまり証拠金維持率とは証拠金をどれだけ保てているのかを確認できる指標であり同時にロスカット執行の目安となるわけです。
ロスカットされずに回避する6つの方法
- 損切りを設定する
- 低いレバレッジで取引する
- ロットを小さくする
- 口座に追加入金する
- 短期トレードをする
- ロスカット水準が低い口座で取引する
これらはロスカットされずに回避する方法です。
ロスカットされずに回避する方法を知りたい方は参考にしてください。
損切りを設定する
損切りを設定することでロスカットされずに回避することができます。
例えばロスカットされる位置よりも損失額が少ないポイントに損切りラインを設定することでロスカットされる前に損切りにより決済されるわけです。
損切りはリスクを抑えるために活用されますがロスカットを回避することもできます。
このようにロスカットを回避するには損切りを活用するのも一つの手段です。
低いレバレッジで取引する
低いレバレッジで取引することでロスカットされづらくなります。
なぜならレバレッジをかければ利益を得られますが損失も大きくなるからです。
そのためレバレッジを低くすることで損失方向に動いたとしてもロスカットされにくいと言えます。
特に初心者の方はレバレッジを2〜5倍くらいに設定して取引すると良いでしょう。
ロットを小さくする
ロットを小さくすることでロスカットを回避しやすくなります。
理由はポジション量を少なくすることで損失時のリスクを抑えられるからです。
例えば自己資金に対して取引できる最大のロットでトレードしてしまうと少しの変動でロスカットされやすくなります。
そのためロットを小さくして取引することでロスカットを回避しやすくなりますね。
口座に追加入金する
口座に追加入金することでロスカットを回避することができます。
理由は口座に入金することで純資産が増えるからですね。
ロスカットは純資産に対する必要証拠金の割合が一定の水準で下回ることで執行されます。
そのため口座に追加で入金して純資産が増えればロスカットされづらくなるわけです。
短期トレードをする
短期トレードをすることでロスカットを回避しやすくなります。
例えばスキャルピングやデイトレードなどの短期売買では小さな変動を狙って取引するため比較的損失も小さくなりやすいからです。
そのためロスカットされるほどの損失を出すことが少なくロスカットされづらいと言えます。
逆にスイングトレードなどの長期売買ではポジションを保有する期間が長いため、不利な方向に動いた時に損失の大きさに耐えられずにロスカットされやすくなるわけです。
そのため短期トレードをするのはロスカットを回避する一つの手段と言えます。
ロスカット水準が低い口座で取引する
ロスカット水準が低い口座で取引することでロスカットを回避しやすくなります。
例えばロスカット水準が100%のところよりもロスカット水準が50%の口座で取引した方がロスカットされにくいわけです。
そのためロスカット水準が低い口座を選ぶことはロスカットを回避する手段の一つと言えます。
ロスカットの2つの注意点
- ロスカットルールはFX会社によって異なる
- ロスカットが間に合わないことがある
これらはロスカットの注意点です。
ロスカットの注意点を知りたい方は参考にしてください。
ロスカットルールはFX会社によって異なる
ロスカットルールはFX会社によって異なる点にも注意が必要と言えます。
ロスカット水準はFX会社によって違うため取引する前に確認することが重要です。
基本的に初心者の方はロスカット水準が100%の口座で取引することをおすすめします。
ロスカット水準が100%の方が少しの変動で執行されるだその分リスクを抑えられるからです。
僕自身もFXを始めた最初の口座はロスカット水準が100%の口座で取引してロスカットに助けられることはありました。
初心者の頃は自分で上手く損切りができなかったりするのでロスカット水準が高いところの方が大きな損失を被るリスクが低くく安心して取引できますね。
ロスカットが間に合わないことがある
ロスカットが間に合わないことがある点には注意が必要です。
ロスカットは一定の水準以上の損失を防ぐ役割がありますが例外もあると言えます。
それは暴落などにより相場が急変した場合です。
このような場合にはロスカットが間に合わないことがありロスカット水準以上の損失が発生することがあります。
つまり相場の急変に巻き込まれるとロスカットが間に合わないことがある点には注意が必要ですね。
ロスカットが間に合わない2つの例
- 窓空けの発生
- 短期間での急激な変動
これらはロスカットが間に合わない例です。
ロスカットが間に合わない例を知りたい方は参考にしてください。
窓空けの発生
窓空けが発生するとロスカットが間に合わないことがあります。
窓空けとは週明けによく起こる現象で、週末の終値と週明けの始値の間が窓のように開いている形のことです。
例えば週末の相場が100.00円でクローズして週の初めの相場が100.50円でスタートした場合は0.5円の窓が空いています。
これにより週末の相場が100.00円でクローズしたのにも関わらず100.50円で相場が始まったため100.01〜100.49の間でロスカットが間に合わず100.50円のところでロスカットが遅れて実行されることがあるわけです。
短期間での急激な変動
短期間での急激な変動もロスカットが間に合わないことがある要因ですね。
例えば相場に大きな影響を与えるような世界的な出来事が起こった場合はロスカットが間に合わないことがあります。
それは短時間での大きな変動のためロスカットの指示が間に合わないからですね。
これによりロスカット以上の損失を被る可能性があります。
FXでロスカットされた筆者の体験談
僕自身は先ほども触れましたが最初はロスカット水準が100%の口座で取引していました。
僕が初心者の頃は損切り自体を知らなかったためロスカットによって決済されることがほとんどでしたね。
初めは気づいたらポジションが消えていて損失が確定していることに驚くこともありました笑
ロスカット自体を知らなかったわけですね。
また、FXを始めたての頃は高いレバレッジで取引していたため少しの変動でロスカットされやすかったと言えます。
僕が言えることは初心者時代にロスカット水準が100%の口座で取引して良かったということです。
ロスカット率が高くてロスカットが執行されやすいことはあまり良くないんじゃないかと思う方もいると思います。
しかし、FXを長年やっている人からすると普通にトレードしていたらロスカットなんてまずされません。
なぜなら損切りやレバレッジ調整などリスク管理をしっかりしていればまずロスカットされることはないからです。
そのため頻繁にロスカットされる時点でリスクの高いトレードをしている証拠であり、良くないと言えます。
しかし初心者の方は損切りやレバレッジ調整などリスク管理を自分で完璧にやるのは難しいでしょう。
そのためロスカット水準の高い口座で取引することで万が一損失が膨らみすぎたとしても自動的に決済してくれます。
ロスカット水準が高い!初心者におすすめの口座3選
- 松井証券FX
- みんなのFX
- LIGHT FX
これらはロスカット水準が高い口座です。
初心者におすすめの口座を知りたい方は参考にしてください。
松井証券FX
FX会社 | 松井証券FX |
最低取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア数 | 20 |
ロスカット | 50%〜90%から選択 |
デモトレード | ⚪︎ |
自動売買 | ⚪︎ |
ロスカット水準を50%〜90%まで10%刻みに設定ができます。
スプレッドが業界最狭水準で各種手数料無料です。
取引単位が1通貨で少額資金から取引できる!
みんなのFX
FX会社 | トレイダーズ証券 |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 34 |
ロスカット | 証拠金維持率100%以下 |
デモトレード | ⚪︎ |
自動売買 | ⚪︎ |
ロスカット水準100%です。
業界最高水準のスワップポイントを提供していて約定力が高いと言えます。
デモトレードや自動売買もできる!
LIGHT FX
FX会社 | トレイダーズ証券【LIGHT FX】 |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 46 |
ロスカット | 証拠金維持率が100%以下の場合 |
デモトレード | × |
自動売買 | × |
ロスカット水準が100%と高いです。
スプレッドが狭くスワップポイントが高いと言えます。
使いやすさを重視した取引ツールが魅力!
筆者のロスカットに関する3つの失敗談
- 高いレバレッジで取引する
- 損切りを設定しない
- 経済指標発表のタイミングに取引する
これらは僕のロスカットに関する失敗談です。
ロスカットに関する失敗談を知りたい方は参考にしてください。
高いレバレッジで取引する
高いレバレッジで取引することは僕のロスカットに関する失敗談の一つですね。
僕は初心者の頃、高すぎるレバレッジで取引をしてロスカットされることが多かったです。
例えば20倍や25倍などのレバレッジで取引していたため少しの変動でロスカットされていました。
レバレッジが高すぎると不利な方向に少し動いただけでロスカットされやすくなります。
そのため高いレバレッジで取引することはロスカットされるリスクが高いわけです。
初心者の方はなるべくレバレッジはかけすぎないようにすることが重要と言えます。
損切りを設定しない
損切りを設定しないことは僕のロスカットに関する失敗談の一つと言えます。
損切りとはそれ以上の損失を抑えるために損失を確定させることです。
僕が初心者の頃は損切りを設定していなかったためにロスカットされることが多かったと言えます。
損切りを設定しないと損失が膨らむリスクやロスカットされるリスクがあるわけです。
そのため事前に損切りポイントを決めておくことが重要と言えます。
経済指標発表のタイミングで取引する
経済指標発表のタイミングで取引することは僕のロスカットに関する失敗談の一つと言えます。
理由は経済指標発表のタイミングは値動きが急変しやすいからですね。
僕は初心者の時に経済指標発表直後の急変に巻き込まれてロスカットされた経験があります。
その時は損切りポイントも設定していなかったためロスカットが執行されました。
重要な経済指標や要人発言の発表直後は値動きが急変しやすく損切りポイントを設定していなかったりするとロスカットされるリスクが高くなります。
そのため初心者はこのようなタイミングは取引を避けると良いでしょう。
ロスカットに関するよくある3つの質問
- 証拠金が多くあればロスカットされないのか?
- ロスカットがあると長期保有は不可能なのか?
- レバレッジ1倍の状態でロスカットされることはありえるのか?
これらはロスカットに関するよくある質問です。
ロスカットに関するよくある質問を知りたい方は参考にしてください。
証拠金が多くあればロスカットされないのか?
結論から言いますと証拠金が多くあればロスカットされにくいと言えます。
なぜならFX会社は証拠金維持率を基準にロスカットを執行するからです。
そのため証拠金が多ければ証拠金維持率がおのずと高くなるためロスカットされにくくなります。
しかし、いくら証拠金が多くても当然FX会社が決めたロスカットルールを下回る場合はロスカットされるため注意が必要です。
ロスカットがあると長期保有は不可能なのか?
結論、不可能とは言い切れません。
理由はポジションやレバレッジ調整、損切りなどリスク管理をしっかり行なっていればロスカットされることはないからです。
しかし、何らかの原因で相場が急変、暴落した場合はロスカットされることがあります。
そのためこのような要素を除けばロスカットがあっても長期保有は可能と言えますね。
レバレッジ1倍の状態でロスカットされることはありえるのか?
結論から言うとレバレッジ1倍の状態でロスカットされることはありえます。
しかし、「ほぼない」と言う認識でいいと思いますね。
基本的にレバレッジが1倍以下なら相当な急変や暴落がない限りはロスカットされません。
そのためレバレッジ1倍でロスカットされるのは稀なことでしょう。
まとめ
ロスカット=必要証拠金×ロスカット水準
証拠金維持率(%)=有効証拠金÷必要証拠金×100
- 損切りを設定する
- 低いレバレッジで取引する
- ロットを小さくする
- 口座に追加入金する
- 短期トレードをする
- ロスカット水準が低い口座で取引する
- ロスカットとは損失が一定の水準を超えると強制的に決済されるもの
- 初心者はロスカット水準が高い口座で取引するのがおすすめ
以下はおすすめの口座を紹介した記事です。