[FX]pipsとは?計算方法や狙う目安についても解説
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これらの悩みを解決する記事になっています。
FX歴1年の大学生トレーダーが解説します!
結論、pipsとは通貨の値動きを表す最小単位のことです。
pipsを使うことでトレードの利益確定や損切りラインの目安を決めることができます。
実際に僕はpipsを使って取引するようになってからトレードに根拠を持って取引できるようになりました。
また、再現性のあるトレードができるようになりpipsによりとトレードの改善もしやすくなりましたね。
この記事ではpipsの計算や活用方法について誰にでも分かるように解説しています。
- pipsについて
- 狙うpipsや体験談
※すぐにpipsを活用した取引をしたい方は「pipsを活用して取引しよう!初心者におすすめのFX口座3選」から目を通しましょう。
FXのpipsとは?
pipsとは「percentage in point」の略でFXの共通単位ですね。
pipsは日本語で「ピップス」と呼ばれています。
pipsはFXの最小単位として使われており、値動きの変動を表す時に使いますね。
例えば「⚪︎pips上がった」「⚪︎pips下がった」というように価格の変動をpipsを用いて表現します。
pipsを使う理由
結論から言いますとpipsを使う理由は以下です。
- 損益の計算が容易
- 損益がひと目でわかる
- 世界共通で使える
円やドルを使わない代わりにpipsを使うのはこのような理由があるわけです。
最小単位のpipsを使うことで損益が正確に分かるようになります。
また、スプレッドなどもpipsで表せるため損益計算が簡単ですね。
1pipsはいくら?
結論、1pipsは日本円で0.01円です。
10pipsなら0.1円、100pipsなら日本円で1円となります。
1pipsの値段はFX会社の取引単位によって変わってきますね。
例えば10pipsの利益を獲得した場合は以下のようになります。
- 1通貨(取引単位)/1通貨×0.1円=0.1円獲得
- 1,000通貨/1,000通貨×0.1円=100円獲得
- 10,000通貨/10,000通貨×0.1円=1,000円獲得
このように10pipsは日本円で0.1円のためそれに取引単位をかけることで求められるわけです。
つまり口座の取引単位によって1pipsの値段も変わるわけですね。
通貨ペアによって異なる
pipsは通貨ペアによって見方が異なります。
pipsの見方は以下のように判別しますね。
- クロス円=米ドル円やユーロ円など
- ドルストレート=米ドルユーロや豪ドル米ドルなど
クロス円とは円を絡んだ通貨ペアでドルストレートは米ドルを絡んだ通貨ペアのことです。
クロス円とドルストレートで1pipsの見方が以下のように異なります。
- クロス円「1pips=0.01円=1銭」
- ドルストレート「1pips=0.0001米ドル」
このようにクロス円は1pipsが0.01円(1銭)となりますがドルストレートは1pipsが0.0001米ドルとなります。
なぜこのようになるかというと米ドルの最小単位がドルではなくセントだからです。
クロス円とドルストレートでのpipsを用いた利益獲得の例えとしては以下のようになりますね。
- 米ドル円の例(クロス円)
1ドル=100.00円で買いエントリーして100.05円で売りで決済した場合
→5pipsの利益獲得
- ユーロ米ドルの例(ドルストレート)
1ユーロ=1.05240ドルの時に買いでエントリーして1.05320ドルのところで売りで決済した場合
→8pipsの利益獲得
このようにクロス円では小数点第2位のところが1pipsにあたり、ドルストレートでは小数点第4位のところが1pipsにあたるわけです。
pipsを使った損益計算のやり方
結論から言いますとpipsの損益計算方法は以下です。
- クロス円の場合
損益額=取引数量×損益幅(pips)×0.01
- ドルストレートの場合
損益額=取引数量×損益幅(pips)×0.0001
このようにしてpipsを使った損益計算をすることができます!
つまり取引数量に獲得または損失したpipsをかけて通貨ペアの最小単位をかければできるわけですね。
pipsを使った損益計算の例(米ドル円)
米ドル円を取引した場合の損益計算の例を説明していきます。
1万通貨分の取引を行った場合に得られる1pipsと10pipsの利益は以下です。
- 10,000通貨×1pips×0.01=100円(利益)
- 10,000通貨×10pips×0.01=1000円(利益)
このように米ドルを10,000通貨で取引した場合は1pipsで100円の利益を上げることができます。
10pipsなら1,000円の利益です。
このようにして損益を簡単に計算することができますね。
pipsの3つの活用方法
- 損益計算が容易
- トレード結果の比較
- 利益確定や損切りの目安
これらはpipsの活用方法です。
pipsの活用方法を知りたい方は参考にしてください。
損益計算が容易
pipsを使うことで損益計算が容易になります。
なぜなら取引数量とpipsと通貨ペアの最小単位をかけることで損益額が求められるからです。
この計算方法は先ほどの「pipsを使った損益計算のやり方」のところで紹介しましたね。
このようにpipsを使うことで簡単に損益額を求めることができます。
そのため自分が狙うpipsや損切りするpipsを決める際に損益計算がしやすいわけです。
トレード結果の比較
トレード結果の比較はpipsの活用例の一つですね。
理由はpipsを使うことでトレード結果の比較が分かりやすいからです。
例えば米ドル円の取引で2回のトレードを比較すると以下のような感じになりますね。
- [例1]10万通貨で1ドル=100.00円で買いエントリーして100.10円で売りで決済した場合
- [例2]2万通貨で1ドル=取引数量が100.00円で買いエントリーして100.50円で売りで決済した場合
これを損益計算すると以下のようになりますね。
- [例1]100,000通貨×10pips×0.01=10,000円
- [例2]20,000通貨×50pips×0.01=10,000円
このように獲得したpipsは10pipsと50pipsで異なりますが損益額は両方とも同じなことが分かりますね。
これにより例2よりも例1の方が少ないpipsで同じ利益を獲得しているため資金効率が良いことが分かるわけです。
こんな感じでpipsを使って計算することでトレード結果の比較や資金効率を明確にしやすいと言えますね。
利益確定や損切りの目安
pipsは利益確定や損切りの目安としても活用できます。
例えば僕はエントリーする前にシナリオを立てますがこのpipsを使って利益確定や損切りするポイントを決めていますね。
僕はリスクリワードがだいたい1対2以上になるように設定するため損切り幅が10pipsなら利益確定は20pips以上になるということですね。
リスクリワードについて詳しく説明すると長くなってしまうためここでは割愛させていただきますが、簡単に言えばリスク(損失)とリワード(利益)のバランスのことです。
このようにpipsを活用することで利益確定幅や損切り幅を決めやすくなり、トレード戦略を立てやすくなります。
また、僕のリスクリワード1対2以上という一つのトレードルールがpipsがあることで再現しやすくなっていますね。
トレードスタイル別!狙うpipsの目安
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | |
狙うpipsの目安 | 1〜10pips程度 | 10〜100pips程度 | 100pips〜500pips程度 |
保有時間 | 数秒〜数分 | 数時間〜1日 | 数日〜数週間 |
トレード頻度 | 数回〜数十回 | 1回〜数回 | 週に1〜数回 |
スキャルピング
スキャルピングで狙うべき目安のpipsは1〜10pips程度です。
例えばスキャルピングは数秒から数分という短い時間で利益を狙います。
つまりスキャルピングは小さな利益を積み重ねていくわけです。
そのため狙うpipsは1〜10pips程度になりますね。
デイトレード
デイトレードの狙うpipsの目安は10〜100pips程度と言えます。
デイトレードはスキャルピングに比べて狙うpipsは多いです。
実際に僕はデイトレードで普段取引していますが20pips〜60pipsくらいを狙うことが多いと言えます。
つまりデイトレードはスキャルピングと比べて保有時間も長いため狙うpipsも増えますね。
そのためデイトレードでは10〜100pips程度の利益を狙うのが目安ですね。
スイングトレード
スイングトレードが狙うpipsの目安は100pips〜500pips程度です。
理由はスイングトレードは数日〜数週間という長い期間の値動きを予測するからです。
そのため100pips〜500pips程度の大きい値幅を狙うことになります。
通貨ペア別pips一覧表
通貨ペア別に1pipsの単位を一覧表にしてみました。
対通貨 | 通貨ペア例 | 1pips |
円 | 米ドル/円、ユーロ/円等 | 0.01円 |
米ドル | ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル等 | 0.0001米ドル |
豪ドル | 英ポンド/豪ドル等 | 0.0001豪ドル |
スイスフラン | カナダドル/スイスフラン、ユーロ/スイスフラン等 | 0.0001スイスフラン |
英ポンド | ユーロ/英ポンド等 | 0.0001ポンド |
カナダドル | 英ポンド/カナダドル、ユーロ/カナダドル等 | 0.0001カナダドル |
トルコリラ | 米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラ等 | 0.0001トルコリラ |
ニュージーランドドル | 英ポンド/ニュージーランドドル、ユーロ/ニュージーランドドル等 | 0.0001ニュージーランドドル |
このように対通貨が日本以外の場合は1pips=0.0001の単位になります。
1pipsの単位が1pips=0.01なのは対通貨が日本の場合のみなわけですね!
取引単位別!pips損益シミュレーション
取引単位別にpipsの損益をシミュレーションをしてみました。
米ドル円を1ドル=100円の時に売買した場合を想定して作っています!
取引量 | 損益pips | ||||||
1pips(1銭) | 5pips(5銭) | 10pips(10銭) | 20pips(20銭) | 30pips(30銭) | 50pips(50銭) | 100pips(1円) | |
100通貨 | 1円 | 5円 | 10円 | 20pips(20銭) | 30円 | 50円 | 100円 |
1,000通貨 | 10円 | 50円 | 100円 | 200円 | 300円 | 500円 | 1,000円 |
2,000通貨 | 20円 | 100円 | 200円 | 400円 | 600円 | 1,000円 | 2,000円 |
3,000通貨 | 30円 | 150円 | 300円 | 600円 | 900円 | 1,500円 | 3,000円 |
5,000通貨 | 50円 | 250円 | 500円 | 1,000円 | 1,500円 | 2,500円 | 5,000円 |
10,000通貨 | 100円 | 500円 | 1,000円 | 2,000円 | 3,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
20,000通貨 | 200円 | 1,000円 | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
30,000通貨 | 300円 | 1,500円 | 3,000円 | 6,000円 | 9,000円 | 15,000円 | 30,000円 |
pipsを使った取引の2つの注意点
- pipsではなくポイントを用いるところもある
- 1pipsの定義が異なるところもある
これらはpipsを使った取引の注意点と言えます。
pipsを使った取引の注意点を知りたい方は参考にしてください。
pipsではなくポイントを用いるところもある
FX会社の中にはpipsではなく「ポイント」を用いるところも存在する点には注意が必要です。
ポイントとはその業者での最小取引単位を表すものですね。
ポイントはpipsとは定義が異なる場合があります。
以下の例をご覧ください。
- 「小数点以下2桁/4桁のFX会社」
1ポイント=1pips
- 「小数点以下3桁/5桁のFX会社」
1ポイント=0.1pips
このように「小数点以下2桁/4桁のFX会社」と「小数点以下3桁/5桁のFX会社」で1ポイントあたりが表す値が異なることがあります。
例えば小数点以下2桁/4桁のFX会社では1pipsと1ポイントが同じ意味合いになるため混乱することはありません。
しかし、小数点以下3桁/5桁のFX会社では1ポイントが1pipsの10分の1である0.1pipsとなるため注意が必要です。
このように FX会社によってはpipsではなくポイントを用いるところもあり意味合いが異なる場合があるため注意しましょう。
1pipsの定義が異なるところもある
FX会社によっては1pipsの定義が異なるところもある点にも注意が必要です。
例えば「1pips=0.01円(1銭)」のところが多いですが中には「1pips=0.001円(0.1銭)」と定義しているFX業者もあります。
そのため1pipsがいくらあたりになるのか確認することが重要です。
pipsを使った取引をする筆者の体験談
僕がFX初心者の頃はpipsのことなんて当然知りませんでした。
そんな中、SNSなどでFXのことについて勉強していく内にpipsという言葉を頻繁に聞くようになり自分も自然と取引でpipsを使うようになっていきましたね。
僕が感じたpipsを使う一番大きな理由はトレード戦略が立てやすいことですね。
例えばトレードする前にシナリオを立てる際にpipsを用いて利益確定ポイントや損切りポイント決めます。
これにより自分のトレードがちゃんと理想的なトレードになっているかを明確にできるわけです。
pipsが無ければ目視でやることになるため曖昧になりやすいと言えます。
pipsは数字として表せるためトレード戦略を立てる際にも役立ちますがトレード結果の比較もしやすいですね。
FXのトレーダーは「何円分買った」というよりも「何pips取った」という言い方をした方がわかりやすく伝わりやすいと言えます。
「何円分買ったあるいは負けた」というのはポジション量、つまり取引資金によって大きく左右されるため比較しづらいわけです。
そのためpipsを用いることでポジション量に左右されないため、FXトレーダーが一律で評価しやすいと言えます。
僕はこのpipsがあることで再現性のあるトレードが毎回できますし、トレード戦略の改善もしやすいため覚えて損はないというか逆にFXでは覚えるのは必須だと言えますね。
pipsを活用して取引しよう!初心者におすすめのFX口座3選
- DMM FX
- 松井証券FX
- FXTF
これらはFX初心者におすすめの口座です。
FX初心者におすすめの口座を知りたい方は参考にしてください。
DMM FX
スプレッド(原則固定例外あり) | ||
米ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.3pips |
スワップポイント | 自動売買 | デモトレード |
スプレッドが業界最狭水準で各種手数料無料です。
LINEでのお問い合わせができて24時間安心サポートですね。
初心者から上級者まで使いやすいツールが豊富!
松井証券FX
スプレッド(原則固定例外あり) | ||
米ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.3pips |
スワップポイント | 自動売買 | デモトレード |
取引単位が1通貨で100円から始められます。
初心者の方でも使いやすいシンプルなツールです。
スプレッドが狭く、少額から自動売買ができる!
FXTF
業界最狭スプレッドで取引コストが安いです。
1,000通貨から取引できて少額運用ができます。
MT4を使った取引が可能!
pipsに関するよくある5つの質問
- FXでドル円の最小単位は何pipsなのか?
- FXで100pipsとは米ドル円で何円なのか?
- FXで20pipsの利益とはどれくらい儲けたということなのか?
- FXで損切りや利確をpipsだけで決めるのはやめた方がいいのか?
- FXで利益5pips、損失10pipsで注文するのはやめた方がいいのか?
これらはpipsに関するよくある質問です。
pipsに関する質問を知りたい方は参考にしてくださいね。
FXで米ドル円の最小単位は何pipsなのか?
結論から言いますと米ドル円の最小単位は1pips=0.01円です。
ただし、1pips=0.001円のFX業者のところもあるため注意が必要と言えます。
基本的には1pips=0.01円のところが多いですね。
FXで100pipsとは米ドル円で何円なのか?
結論、FXで100pipsとは米ドル円で1円ですね。
FXでは基本的に1pips=0.01円のため100pipsは1円に相当します。
しかし、1pipsが0.001円のFX口座もあるためその場合は0.1円(10銭)となるわけです。
FXで20pipsの利益とはどれくらい儲けたということなのか?
結論から言いますとFXで20pipsの利益を得た場合の金額は取引量によって変わってきます。
例えば米ドル円で取引すると仮定した場合、1万通貨で取引すれば20pipsで2,000円の利益になりますね。
取引量が10万通貨なら20,000円の利益、50万通貨なら100,000円の利益になるわけです。
1万通貨で100pipsを取った場合、10,000円の利益になると覚えておくと計算が簡単ですね。
FXで損切りや利確をpipsだけで決めるのはやめた方がいいのか?
結論、FXで損切りや利確をpipsだけで決めるのは良くないです。
なぜなら損切りや利確をpipsだけで決めてしまうと感情的なトレードになりやすいからですね。
例えば損切りや利確ポイントはテクニカル分析などを用いて決めると良いです。
つまりpipsだけで損切りや利確を決めてしまうのは再現性がなく根拠のないトレードになりやすいと言えます。
FXで利益5pips、損失10pipsで注文するのはやめた方がいいのか?
結論から言いますとFXで利益5pips、損失10pipsで注文するのはやめた方が良いです。
理由は利益に対して損失の割合が大きいため勝率を相当上げないと勝てないからですね。
FXで高い勝率をキープするのは難しいと言えますし、利益を伸ばせないため得られる利益も少なくなります。
そのためリスクリワード(利益と損失の割合)を1対2以上にすると良いです。
そうすることで損失よりも利益の方が割合が大きいため1回の勝ちトレードで複数の負けを補いやすくなります。
つまり損失を抑えて利益を伸ばすことで勝率がそこまで高くなくてもトータルで勝てるトレードができるわけです!
まとめ
- pipsはFXの最小単位
- クロス円「1pips=0.01円=1銭」
- ドルストレート「1pips=0.0001米ドル」
- [クロス円の場合]損益額=取引数量×損益幅(pips)×0.01
- [ドルストレートの場合]損益額=取引数量×損益幅(pips)×0.0001
- [スキャルピング]1〜10pips程度
- [デイトレード]10〜100pips程度
- [スイングトレード]100pips〜500pips程度
- pipsではなくポイントを用いるところもある
- 1pipsの定義が異なるところもある
以下はおすすめの口座を紹介した記事です。